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レーシックQ&A

レーシックと老眼の関係は?

「レーシックを受けると老眼が早くなる」という噂がありますが本当でしょうか?

老眼は、老化によって水晶体の弾力性がなくなったり、毛様体の筋力が弱くなったりすることによって起こる現象です。

水晶体は、角膜の内側にあるやや平たい球状のレンズで、中にはたんぱく質と水分が含まれています。

近くを見るときには厚くなり、遠くを見るときには薄くなることによって、私たちが見たい物にピントを合わせてくれます。

この水晶体の厚みの変化を操作しているのが毛様体(もうようたい)です。

毛様体は水晶体の端に接続されている筋肉で、引っぱったりゆるめたりすることによって、水晶体の厚みを調節しています。

このような水晶体と毛様体による視力の遠近調整のことを「調節力」といいます。

そして老化現象によってこの調節力が働かなくなっていくことを「老眼」といいます。

つまり老眼とは、合わせられるピントの幅が狭まっていく現象のことなのです。

水晶体と毛様体はレーシックの手術では取り扱いませんので、老眼とレーシックは無関係ということになります。

上記の現象に加えて、老化によって水晶体はだんだん薄く平たく硬くなっていきます。

水晶体が薄くなると遠くにピントが合った状態になります。

これが通常の状態で、さらに近くを見たときにも調節力が効きませんからピントがぼやけたままなのです。

近眼の人がレーシックを受けた場合には、角膜を薄く削るので手術前よりも遠視気味になります。

これが老眼の遠視傾向と混同されて、「老眼が早まった」と誤解されてしまうのです。

また、30代後半の人がレーシックを受けるときには、来るべき老眼との兼ねあいを考慮に入れながら、目標視力度数を決定しなければなりません。

視力1.5になるように角膜を削ってしまうと、調節力が効かなくなったときに近くが見えなくて苦労することになります。