エピレーシックは角膜の薄い人向けの術式
エピレーシックの場合も、フラップを作って、角膜にエキシマレーザーを照射し、視力の矯正を行うという流れについてはレーシックと変わりません。
エピレーシックの特徴はフラップの薄さ
エピレーシックの特徴は、作成するフラップが50ミクロンととても薄いことです(1ミクロン=0.001ミリメートル)。
エピケラトームという最新の小型電動ブレードで作成します。
ここでフラップの厚さを比較してみると、レーシックは160ミクロン、イントラレーシックは100ミクロンくらいです。いかにエピレーシックのフラップかが薄いかお分かりいただけると思います。
ちなみに角膜全体の厚さは550ミクロンくらいです。
エピレーシックのメリットとデメリット
薄いフラップを作ることができるというのは、角膜全体が薄くてレーシックを受けられない人などにとってはメリットですが、薄いために手術中の取り扱いが難しくなるという側面もあります。
フラップがずれたりするのを防止するために、手術後は1週間くらい保護用コンタクトレンズをはめる必要があります。
エピレーシックの最大のメリットは、細胞分裂のさかんな角膜上皮層にフラップが作られるために、その部分がいずれは新しい細胞に取って代わられて、その後はフラップがずれる心配をしなくてもいいことです。
ボクサーや格闘家などがエピレーシックを選択するケースがあるのは、この最大のメリットが理由です。
エピレーシックのデメリットは、レーシックやイントラレーシックに比べると痛みがあること、視力回復スピードが遅いこと、新しい術式であるために合併症などの報告が出そろっていないこと、角膜混濁(本来透明であるべきの角膜が濁ってしまう症状のこと)発生のリスクがあることなどです。

